こんにちは、みとです！

先日「ニューヨークが生んだ伝説の写真家」と言われるソール・ライターの展覧会に行ってきました。

基本的に絵画や写真よりも造形の方が好きなので、それまで写真展自体に行ったことがありませんでした。

今回たまたま機会があって写真展のお知らせのサイトで彼の作品を初めて見た瞬間、よくある情景のようで何か引っかかるものがありそれにとても興味を抱きました。

展覧会の始めの方はモノクロ作品が飾られていました。

白と黒だけの世界なのに濃淡だけでなく、何故かその作品の中の物の質感や空気感が鮮明に伝わってくる。

衝撃でした…。

83歳にして「カラー写真のパイオニア」と呼ばれるきっかけとなった代表作含めたカラー作品もまた

街中でたまたま通りかかった人のファッションや小物や車と景色と光と影と、、

狙っても難しいような色彩や構図の瞬間が彼の作品には収められていました。

それが窓越しだったり車越しだったり高架上からだったり

普段わたしたちが何気なく見過ごしていた角度からの作品が多く、

これからの自分の視点も意識せざるを得ないようなものばかり。

もともと画家志望だった彼の絵画作品もまた素敵で色彩感覚が本当に優れていた人なんだと感じました。

その後に2015年に公開されたドキュメンタリー映画も鑑賞。

彼の考え方や言葉選びにまた魅力を感じソール・ライターという人により一層惹かれてしまいました。

生前住んでいたアパートからは未整理の作品や資料が膨大にあり未発表の作品がまだまだあるそうです。

今も尚「発掘作業」が続けられているようなので、今後発表される作品たちがすごく楽しみです！

展覧会は3/8までやっているので、彼の人柄を知ったうえで会期中にもう一度じっくり作品を観に行きたいと思います！

皆さんも興味が湧いたらぜひ足を運んでみてくださいね！

『ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター』

〈Bunkamura ザ・ミュージアム〉
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F TEL 03 5777 8600（ハローダイヤル）。2020年1月9日～3月8日。10時～18時、金・土曜～21時（最終入館は閉館の30分前まで）。1月21日、2月18日休。一般1,500円。

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